地散言礫(チ-サン-ゲン-レキ)by kimaroki

基本 https://twitter.com/kimaroki の人ですが、長文を書きたいとき用に。

【ブログを書く】「撒き餌カメラ」という新しい提案~FUIFILM X-T100レビュー【練習です(2年ぶり)】

デジカメが、すっかり高くなってしまった。
キヤノンニコンの新マウントフルサイズミラーレスならまぁ分かる(EOS RPは頑張ってると思う。ただしレンズはクソ高い)。ところがAPS-Cフォーサーズ勢までミョーに高級志向で、高性能&大型&高価格な機種ばかり出してくる。安いのは型落ちか、画像処理エンジン以外は枯れた設計の機種ばかり。もちろん収益性の高い機種中心にシフトしたい気持ちは分かるけど、もう(スマホ以外の)デジカメは庶民の持ち物ではなくなったのかなぁそんなことを考えていた2月のある日。発売から8か月(購入時点)でダブルズームセットが7万円弱、しかもキャッシュバックキャンペーンでさらに1万円引きという奇跡のタイミングでそいつは(LUMIX GX7mk2のショボいUIへの不満がたまっていた)僕の前に現れた。それがX-T100だったのである。LUMIX一式+1万円弱(実質無料)を差し出して待つことしばし、フジヤカメラの店員が「すいません、この色しか残ってないですけど、よろしいですか?」の念押しとともにダークシルバーのダブルズームセットの入ったデカい箱を持ってやってきた。帰宅してさっそく充電しながらキャッシュバックキャンペーン応募に向けて箱にハサミを入れ、バーコード部分を切り出す。そしてレンズを梱包から解いて最初の驚き。リアキャップがない!(かぶせるタイプの簡易なものは付いていたがマウントにかみ合わせるタイプではなかった。さすがに後日別途購入した)ここからケチるするのかぁ~といささかビックリである。

半年使ってみて感じた、ダメなところを早めに書いておく。まず、電源ON時にときどき「電源を入れ直してください」というアラートが出る。ググったところ、どうやらXシリーズではよく出る症状らしい。言われてみればレンズを下向きにしてスイッチを入れたときによく起きるようなで、レンズを上向きにしてスイッチを入れると症状は出ない。何だそれ。
そしてオートフォーカスがトロい。速度こそまずまずだが追尾性能が絶望的にトロい。サッカーどころかアイドルのステージでさえダメダメだった。暗いところも弱いし、明るいところでも少し日陰になるとピントが迷ったり外れたりするので油断ならない。が、結構暗い場所で(こりゃアカンやろ)と思いながら撮ったのが意外と合ってたりもするのでもっと油断ならない。

あと、当たり前だけどセンサーにゴミが簡単に付く。クリーニング機能は一応あるけど、当然ながら(完全シールド設計の)フォーサーズにはかなわない。レンズ交換後、画面にデカい斑点が現れたこと数回。取り急ぎブロワーを弱く吹いたら(開放絞りでは)消えたけど、帰宅して絞り込んでチェックしたらしっかり残ってた。市販のクリーニングキットも試したが力の入れ加減がよく分からず効果もイマイチ。ホントにこれは各メーカー考えてほしい。一眼レフのクリーニングモード(シャッター開放)の逆で、レンズ交換のときシャッター閉じるモードとかできんのかね。それだけで十分違うと思うけど。
もう一つ付け足すと、操作系のカスタマイズができる範囲が少ない。特にダイヤルの回転方向を変えられないのはちょっとしんどい。ここを割り切るとどれくらいコストダウンできるんだろう。結構大きいんだろうか。

つまり、これらの問題点が気にならなければ(あるいは割り切れれば)、そしてピントと露出がキチンと合いさえすれば、こいつは鬼ほどコスパのいいミラーレス一眼ということだ。

まず、レンズが良い。それもセットについてくる標準ズームがしっかり写るのだ。特にポートレートで髪や肌のディテールを結構しっかり描写してくれるのは意外だった。パンケーキ(薄型)タイプではないので設計に余裕があるのかもしれないし、フォーサーズAPS-Cのセンサーや画素ピッチの大きさの違いからくる印象の差かもしれないが、とにかくプラスチックマウントの実質1万円くらいで入手できるレンズがここまで写れば大健闘である。開放絞りは暗いので当然ボケ効果は薄いし、電動ズームなのでズーミングにはひと苦労するが、そこさえ割り切れれば十分に使えるレンズといえる。

そしてボディの操作感が良い。EVFの見え具合をLUMIX GX7mk2と比較するのは酷すぎるのだが、やはり大きくなると圧倒的にストレスが減って気持ちよく撮れる。ボディの大きさや(付属グリップ装着時の)ホールディング感もちょうどいい感じ。シャッター音は少しチープに感じる人もいるかもしれないが、LUMIXは静音設計ゆえモデルさんまでシャッターを切ったのが伝わらないことが多くて苦労したので、個人的にはこれくらい音がする方がありがたい。その辺りをどこまで意識して設計しているのかは不明だが(家電屋とフィルム屋の考え方の違いと言えるかもしれない)フォルムやダイヤルの操作感なども含めて全体的にカメラをいじってる感を感じられるのが良い。そんな感じで、細かいところに不満点はあるものの、全体的には良い買い物をしたと思っている。何しろこの価格である。買った時期が底値だったようなのでなおさら文句は言えない。そして使っていくうちに感じてきたことがある。全体的に高価格化が進む純正交換レンズが良心的な価格帯で収まってることや、撮っていて感じるビミョーな物足りなさが、物欲を刺激するのだ。

「撒き餌レンズ」という言葉がある。キヤノン50mmF1.8に代表される、コスパの高いレンズを指して“(レンズ)沼にいざなう”役割を担うかのような存在のレンズを指す。前述の通り、X-T100というカメラは決して“高性能”ではない。ただ、フツーにスナップや風景を撮るには十分な性能だし、ピントと露出が合えばしっかりした写真が撮れる。で、この価格である。それならば上位機種はもっと…という気分になってしまうのだ。
かくしてタイトルの「撒き餌カメラ」という言葉が誕生したのである。

…って、買って2週間で書いてたのかよ(苦笑)

おそらく、これからもデジカメは(コンパクト・一眼を問わず)高級化が進み、庶民の持ち物ではなくなっていくだろう。スマホのカメラでもかなりのことはできるようになっているし。ただ、そういう中でも撮影という行為に興味を持ち、本格的なカメラを持ちたいと思う人は確実に出てくる訳で、そういう人を取り込もうとするとき“入門機”というジャンルは必要だ。フィルムカメラ時代ならペンタックスME/MV1やオリンパスOM10、ニコンEM、ミノルタX-7のような存在。デジタル一眼レフならEOSkissシリーズとかD5000/3000シリーズなのだが、やはりこれからは確実にミラーレス一眼になっていくのだから(EOS Mシリーズは将来的には終息していくだろう。ミラーレスマウントを大小併用していくのなら、それこそフジのようにAPS-Cとオーバー35mmくらいに振り分けないと両立できないと思う)やはりミラーレス一眼でそのような機種を各社ラインアップしていく必要がある。

 参考:望遠ズームの作例▼

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(2枚ともトーンカーブ修正、1枚目は縮小、2枚目は等倍切り出し)


女の浪費は美しく、男の浪費は醜く見える(のか?)

※劇団雌猫著『浪費図鑑−悪女たちのないしょ話−』(小学館)の感想文です。若干ですがネタバレあり。

もともとは「もぐもぐ」さんこと、この著者集団の一員であるH.Yさんに対する数年来の興味が最初のキッカケである。大学時代に書いたブログに感心することしきりで、あー新しい書き手が出てきたなー、こうやって自分の感性を直接世間に問うていく人がこれからフツーになるんだろうなー、とか思ったのを憶えている。とにかく面白いこと・楽しそうなことにどんどん首を突っ込んでいく感じが面白くも羨ましくもあった。

大学卒業後、彼女は某ネットメディアの営業〜記者を経て、現在は別の某ネットメディアで記者として働いているらしい。そんな彼女が一員となり“インターネットで言えない話”をコンセプトにした同人誌を作ってコミケに出すという。面白くない訳がない。とはいえそんなに売れることもなかろうし、コミケの後でどっかの店に出たら買おう…甘かった。コミケ即完、店舗分も秒殺。仕方ないのでネット通販で本体と同額くらいの送料がかかるのもアホらしいと送料無料にしたいがためにヴィレヴァン謎のかいまき布団みたいのといっしょにポチった(これも浪費である)。デカい段ボールが届き、ドキドキしながらページを開けた…読めない(苦笑)小さくて細(くて薄)いフォントの前に呆然とした。100均で虫めがねを買って頑張ったけど実は現在も読破できてない。49年半裸眼で生きてきたのでそういうのに適したルーペ類とか知らんかったのだ、勤務先のショーウィンドウで見るまでは(因みに拡大されてたのは藤井4段関連の新聞記事だった)。

同人誌とかいう割には多くの人の手に渡り、菊地成孔氏澤部渡(スカート)氏も絶賛したらしい。そしてなんと「商業書籍が出ます!」という。そりゃ買わんわけにはいかんでしょう。あの読みにくさも改善されるだろうし。勤務先のビル内にある書店にamazonのページを見せて注文した(社員証を見せれば5%引き)。店員さんが書名をメモるのに難儀している風だったのでISBNコードの画面を出したらえらくありがたがられた…オススメです。

発売前重版が決定してしまいました!!!」なんて景気のいい話もタイムラインに流れてきつつの発売日、の2日後に入荷。「やっぱ“メジャー”は違うなー」というのが第一印象。そう、これを買ったのは「インディーズ(自主出版)本が口コミで評判になりメジャー(出版社発行)デビューする」瞬間を体感するという目的もあるのだ。イラストはカラフルになり、ケケ中先生のインタビューもあり、そして何より読みやすい(笑)。フォント大きくて太くて助かるわー。かくしてサクサクと読み進む。冒頭から“あんスタで課金マウンティング”“親に借金してまで刀剣乱舞の同人誌を買い漁る”“推しメンにビザが下りなかったEXOダラス公演に行く”“ミッキー撮りたさで一眼買った年パス持ち”“バンギャル(行動形態が既視感だらけ←)”などなど畳みかけてくる。そして本編のトドメは“触ってもらってついでにキレイになりたい(マッサージ→ヘッドスパ→タッチアップ)”ときたもんだ。頭痛が痛い(物理的にではなく感覚として)。そして押し寄せてくる既視感に思う。こんなんウチの知り合いに山のようにおるわ(本人含む)!性別と若干の指向性の違いだけじゃねーか!なんも珍しくねーわ!女ってだけでチヤホヤされてカルカル満員にしやがって!!(そこ?

・・・落ち着こう。

なんか、キレイなのだ。おそらく話を直接聞いたり行動を目の当たりにすれば間違いなくイタい筈なのに可愛げさえ感じてしまうのだ。満面の笑みを浮かべながらKinKiKidsをぶん回すあだっちーみたいな(好きなアニメの話になると挙動不審になる生駒ちゃんとか松井玲奈でも可)“許される感”みたいのが出てるというか。同じことを男がやったら絶対「キモい」しか言われないだろうに。この前新人AV女優のイベントに行ったとき、女性が2人も前に並んでて驚いてたら自分の後ろにカップルが来てもっと驚いた、あの感じ。そのテの現場に行き過ぎてるせいか、女性の参加者を見ると一瞬(おっ)ってなってミョーに一目置いてしまう、あの感じ。性差的なニュアンスで括ってしまうのはいけないかもしれないが、華やかさや羨ましさ、純粋な気持ちのようなものをどうしても感じてしまうのだ。お金と引き換えに満足感を得るということでは一緒なのに。ズルい。

そして自分の経験も合わせて強く感じたのは、他人から見たら「浪費」にしか思えないことも当人にとっては切実なんだ(ろうな)ということ。「承認欲求」と書くと俗な感じだが、そりゃあ推しの新人俳優がブログで自分のプレゼントしたマフラーを身に着けてくれてたら嬉しくなって予算も上がるだろうし(本文より)撮影会で撮った写真をtwitterにアップしてモデルさんがRTしてくれたりアクティビティが増えたりしたら嬉しくなってまた行こうと思うのだ(自分)。運命を感じてしまったらホストだろうが(本文より)ヘルス嬢だろうが(自分)お金をかけるのは止められない。冷静に考えれば“この投資がいつか報われる”保証なんて微塵もないんだけど、満足感を得る方法やその境地に至る諸事情は人それぞれであり、人の道を法規的に(道義的に、ではない)外れない限り他人にとやかく言われる筋合いもまた、ないのだ。

amazonのレビューを見ると賛否両論(やや非が多め)といったところか。「同人誌のままでよかった」という声が意外と多い気がするが、地下アイドルがメジャーデビューしたらつまらなくなっていくようなものだからそう書きたくなる気持ちは分かるし、同時に出版社がこういう分野に目をつけたことも評価されるべきだとも思う。“インフルエンサー”としてのレガシーメディアやエコシステムの存在はまだまだ大きく、使う価値があるのだから。日本中に様々な形で生息するであろう“趣味で浪費する人”たちにこの本やこういう人たちのことを気付いてもらえたら、とりあえずはそれが一番いいことではないか。その広がりをどれだけすくい取り次に活かしていけるか、小学館の担当編集者氏の役割は案外重要なのである。

余談:前述のカルカルイベントに行こうかと一瞬思い、念のためにともぐもぐさんにリプしたところ、丁重に脅された(言い方←)のを思い出しました・・・

 

「断」の年から。

一応「マスコミ」と区分される企業で働いている(記事に直接関われる部署ではない)者として、アメリカ大統領選挙の開票日(私の誕生日でもありました)のフロアがビミョーな空気になる感じは結構貴重な体験だった。開票が進んでいくうちに「えっ?ええっ??」って雰囲気になっていく感じとか。報道系のフロアよりはずっと穏やかだったと思うけど、それでも「予想してた流れと違う」感みたいのはひしひしと感じて。…もちろん、自分の中にそういう感情があったのも含めて。

既視感があった。平松邦夫氏が橋下徹氏に敗れた、大阪市長選だ。
ツイッターでフォローしていた関西在住の人で、橋下氏の支持する発言をする人はいなかった。むしろ平松氏をハッキリと支持していた。自分も橋下氏の発言に不快感を感じていたので、そう考えるのが自然だよな…と思っていた。
東京五輪・パラ招致もそうだ。自分の周囲で明確に支持している人は一人もいなかった。むしろハッキリと不支持を表明する人の方が多かった。個人的には後から「そりゃイスタンブールマドリードみたいな(ヨーロッパ目線で見たら)危なっかしいとこでやるよりはアジアの儲かってそうなとこでやる方を望むよなぁ」と無理矢理思い込むようにしたけど。
昨今の国政選挙もその範疇に入るかもしれない。もちろん野党が圧倒的に頼りないというのは感じたけれど、それでも少なくとも政権与党に投票しようという気にはなれなかったし、実際そうした。

クラスタライズされた世の中。タイムライン的な世界観。
そういう中で自分たちは生きているのだなぁ、と今更ながら痛感する。

イギリスのEU離脱をめぐる国民投票アメリカ大統領選挙の結果は世界に「私たちと違う考えを持つ人はたくさんいる」ことを容赦なく晒した。何というか、自分の眼前から無意識のうちに避けていたそういう現実がドン!と押し寄せてきたような感覚が最近、すごくあるのだ。それぞれの思想を持った人たちのコミュニティとその間を隔てる結界、そして結界を超えて飛び交う言葉の応酬。それがPCやスマホのディスプレイ越しに見えてきて、自分の頭の中で戦争系ゲームの画面っぽく(やったことないのであくまでイメージですが)再構成される、そんな感じ。
さて、そういう感覚を職場の同じフロアの人たちは持っているのか。同業他社の動きは常にウォッチ対象となるし、攻防戦のようなものもあるわけだが、飛び交う言葉は「あーまたあっちが何か言ってるねー」的なのんびりしたものなので可能性はあまり高くなさそう。そんな呑気なこと言ってる場合か“戦時体制”ちゃうのか今は!くらいに思うのだが、どうやら彼らの頭の中には長年の経験から組み上げられた自分とは違う画面が見えているらしい。同じフロアなのに自分だけがパラレルワールドにいるような…と言ったら盛りすぎだが、そんな感じになることは多い。
恐らくだが(そもそも怖くて聞けん←)この図式はずーっと前から、それこそ彼らがここに就職した頃から続いてるんだろう。中途入社もいるけど(知る限りは)同業他社ばかりだから持ってる感覚は同じ。“田舎のプロレス”じゃないけど、お約束的な流れがずっとあって、その流れに乗っていれば結構いい給料と充実の福利厚生が保証される。そういう景色がこの人たちにとっての日常なのだろう。“会社で働く”ということは規模の大小を問わずそういうことであり、自分は大学を出てから何らかの組織の中で働きながらも、その恩恵を強く感じずに生きてきたってことでもある。

マスコミ系企業という勤務環境のせいもあるだろう、そんなことを考え続けながら過ごしてきたこの1年だった。
報道系もデジタル対応が進み、ネットでどんなことが話題になっているか、自社配信のどんな記事がアクセスされているかをリアルタイムで分析するシステムを整備しているらしい。それはそれでいいと思うが、下手をすれば世間に過剰に迎合してしまうんじゃないかという感じもする。言うべきことは採算度外視で言う、そういう心意気を失わないでほしいなぁ…と思う。派遣社員ごときに言われたくないだろうけど。
そして何より、マスコミ系企業で働く人々はこの分断された世の中をつなぐ役割を担っている、というかそれが残された最後の役割だというくらいの自覚を持ってほしい。筆が進まなかった間にDeNAがキュレーション分野でやらかしてくれたが、その背景にはマスコミの体たらくも少なからずあると思ってくれないと困る。「あーその話ウチで記事にしたのにねー」とかふんぞり返ってる場合じゃない(そういう現場を見たことはないが、そう思ってそうな人が結構いそうな気がする、というか自分もDeNA Paletteとか知らんかったもん、Spotlightは名前だけなら知ってたけど。何だよ「スマホで読んで楽しむワイドショー」って)。

…まぁ、自分はバカなりに自分でこさえて責任持って発信しなきゃなぁと思う年の瀬でありました。(「今年の漢字」が明日発表と聞いて慌てて〆ている←←)

写真をいじれないなら、文章を書けばいいじゃない。〜49歳になりました〜

約3年半頑張ってくれたMacBookPro(初代RetinaDisplayモデル、整備済商品)がそろそろ寿命のようです。
ボード周りは大丈夫そうですが、液晶が明らかにへたってきました。
色味がおかしくなったと思って久しぶりにColorMunki Displayキャリブレーションをかけたら、明らかに画面全体が暗くなったのです。元の設定に戻したら更に変になってるし。レタッチした写真をiPhoneで表示したら、階調が飛びまくって誤差どころじゃない始末。
クラムシェルモードにして別売の液晶でも買えば延命はできますが、そしたらキーボード必須だしMacを縦置きするスタンドとか欲しくなるに決まってるし、何よりRetina級の液晶を単体で買ったら結構高い。No Retina,No Mac.

折しも新型MacBookProが発表。あーTouch Barはいらねーな、13インチにして同時発売の4Kディスプレイと一緒に買ってクラムシェルモードで、でもそしたらせっかくのデカいトラックパッドが…と思いつつ何となくiMacの価格を見てびっくり、なんと大幅に値下げしてるじゃあーりませんか。必要そうなオプション全部足しても18万円強!たぶん合計3万円くらいの値下げ!税込で20万円ギリギリ切る!これはAppleの気が変わらんうちに買ってしまわねば!(何やその理屈)とポチポチ注文。支払いは超低金利の提携ローンにしてアウトだったら考え直せばいいや…と思ったら割と早くOKの返事が来てしまい、それはそれで焦る(苦笑)
かくしてたまりにたまった撮影会の写真に手を付けられないまま、帰宅してもボーッとしてることの多いここ数週間なのです。

写真といえば、FlickrのアカウントをなぜかBanされてしまいまして。元画像はMacに保存してたとはいえ、以前にも経験があるとはいえ、環境を再構築する手間もさることながら、viewのカウントを見ながらウケる写真の傾向とかを分析?するのが楽しかったり、海外の方にも見ていただけたことが嬉しかったりしたので、精神的なダメージが思いの外大きくて。

そんな感じの中で、また一つ歳を取りました。
年明けにお大師様行ったら護摩札に「五十歳」って書かれるんですよ。何だかなぁ。こんなに重みのない49歳でいいんだろうかと凹んでたりもするのですよ、一応。面白い人生ですけどね。特にここ何年かはそれなりに大きな会社で働いてるし、お金はないけど精神的にはそこそこ充実してるのは幸いなことだと思ってます。

月並みですが、これからもよろしくお願いします。

この前、気付いたこと。(「伊集院光 深夜の馬鹿力」のオープ(ry)【“本編”らしきもの】

“序章”から読んでいただけると嬉しいです。

で、イベント当日の朝になって。まぁ少しは迷ったけどさ、最終的にはやっぱりソフトオンデマンドのDVD6枚以上買うって気にはなれなくて、だったら5枚で済みそうな方がいいかなって思って。んでまぁ、新宿から小田急乗って。これが結構空いててさ、やっぱ学生時代の、いつ乗っても満員の急行箱根湯本・片瀬江ノ島行の感じが残ってるからさ、日曜の午前の下りってのはあるにしても違和感があってね。成城学園前とかスーッと通過してさ、あぁ快速急行だったなそういや、みたいな。そんで町田で降りて、そっから1駅だけJR乗って古淵って駅に着いて。なんか思ったより典型的な郊外の街並みでね、国道16号沿いにイオンとか島忠とかあって、なんか千葉とか埼玉の16号沿いと大差ねーなーって。何だよニトリモールってみたいな。そのニトリモールの隣に真っ黄色の壁に「DVD」とかデカく書いてある建物があって、あぁココですね分かりますって感じで。もう典型的な倉庫の階段みたいのを2階に上がって…12時20分くらいかな。なんか12時から販促活動やりますって告知あったから何やんのかなーと思ったら、売場に女優さんがいて何か配ってるの。「こんにちは◎◎です、よろしくお願いしまぁす♡」みたいな感じで。何かなと思ってもらったら「引換券」ってあってさ、要はこれをレジに持ってくと商品が出てくるっていう。まぁ一応もらうよね。で、少し売場うろうろしてたら別の女優さんが出てきて、同じように「◎◎ですよろしくお願いします、今日は楽しみましょうね♡」かなんか言いながら引換券配ってるわけよ。それも一応もらってさ、さぁ5枚もらっちゃったぞ、どーすっかなーってなってさ。

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もうさ、これだけもらって何も買わずに帰ろうかって一瞬思ったけどさ、せっかくだから何か買おうって思ってさ、でも何買おうか迷ったままレジに並んで。そしたら何人か前のところで「カードお預かりします」って声が聞こえてきて。あ、カード使えるんだ、じゃあ全部買えるわってなって。もう覚悟決めてさ。で、レジにも女優さんいるのよ、売場と入れ替わりで。そこに引換券5枚全部出して。どーしよー16000円、てかこれ全部見れるんか年内に、とか思いながらも、えぇい!って感じで。そしたら店員がDVD5枚入った袋持ってきて、それを女優さんから渡されるっていう。すぐ持ってきたよね5枚セット、用意してたんだろーなーアレ。カモだなー俺って感じてさ。それからまた少し経ったら女優さんは売場とかレジから引き上げて、気がついたら客もいなくなってて。あれって思って店員さんに聞いたら「イベントは3階です」って言うからまた階段上がって行ったらさ、そこの店は2階がAVとか本とかTENGAっぽいのとか売ってて、あとゲーセンみたいなところがあって型落ちのパチンコ台があったりして、じゃあ3階は何売ってんだろって思ったら、Tシャツとかライターとかおしゃれな尿瓶(しびん)みたいな形をした何かとか、なんか2階より訳分かんないモン売ってるとこでさ。その一角が片付けられたかで広くなってて、そこがイベント会場なの。まぁ結構人が集まっててさ、でもすげー多いってほどでもないからどれくらいかなーと思って数えたらざっと60人くらいで。あれ?思ったより少ないじゃんってなって。ホントまこりん…戸田真琴さんね、彼女しか知らないから断言はできないけど、たぶん秋葉原でイベントやったら一人で少なくとも50人くらいは動員できそうなコが5人もいるわけじゃない。ていうか秋葉原でイベントやったら誰でもそれくらい来るけどさ。大昔にさ、山形の鶴岡だか酒田だかで蒼井そら麻美ゆまだったかな、それクラスのコが二人でイベントやったときに200人くらい来たって話を聞いたことがあってね、それに近い雰囲気になるかな〜とか勝手に思ってたからさ、ちょっと拍子抜けした感じはあって。
そんで1時少し回ったくらいかな、お店の人の司会で5人が呼び込まれてゾロゾロ入ってきて。みんな水着の上にブルゾンとかTシャツとか羽織ってて。ちゃんとメーカーのロゴが入ったのを着ててさ、へーちゃんと作ってんだなーと思って…あ、一人だけフツーのガウン着てるコがいたけど。で、順番に挨拶して、机のとこに5人が並んで着席してイベント始まるんだけど、ここでやっと今日のレギュレーションが見えてきてさ。まず5人1列で女優さんの前に並ぶわけ。で、女優さんの手元にポスターがあって、そこにサインもらいながら少し話して、時間が来たら握手してポスター持って左に移動して、左端まで行ったら右端に移動してってのを人数分繰り返して、んで5人コンプリートしたところでハケて次の列と交代、てのを繰り返すわけ。これがDVD1枚買った人の特典。で、これが3枚になると女優さんを囲んで撮影ができて、その後でツーショットも撮れるってのが5人分できるってのが追加になって。そんでDVD5枚全部買うと、5人の集合写真を撮れて、その後で5人に囲まれて写真が撮れるっていう。いわゆる「ハーレムショット」ってヤツ、要は2人以上に囲まれて写真を撮ってもらえると。ついでに6枚購入特典てのもあって、今回参加した5メーカーのどっかのDVDを、誰のでもいいからもう1枚買うと5人で撮れる時間が長くなってハーレムショットもう1枚ってのもあったけど、まぁそこまではいいかなって。で、フロアの奥の方まで行って並んでると、ずーっと女優さんの声が聞こえてくるわけ。「こんにちわぁ♡」とか「はじめましてぇ♡」とか「ありがとうございまぁす♡」とか、ずーっと聞こえてくるの。まぁAV女優に限らずさ、アイドルのコもそうだけどさ、目の前で見るたんびスゲーなって思うんだよね。ウチみたいのが数十人単位で来て、その一人ひとりと相手するってなかなか大変よ。アレさ、ある種の才能みたいなモンだなぁって、現場に行く度思うよね。んで、30分くらい待ったのかな、やっと自分たちの番になって。いつの間にか全員ブルゾンとか脱いで水着いっちょになっててさ。もうさ、知ってる女優さんってまこりんしかいないからさ、正直に「はじめまして」って、「何も知らなくてすいません」って詫び入れるところから始まるっていうね。

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最初が友田紗也香さんね。写真の印象だと正直ビミョーっていうか、熟女系?みたいなイメージがあって。後から思い返すとさ、自分の中で別の人…白石茉莉奈とごっちゃになってて。よく見たら全然違うんだけどさ、名前なんか一文字も合ってないんだけどさ、だけど何かごっちゃで見ててさ。で、実物にお会いしたら(あ、意外とカワイイわ)って感じで。チャーミングっていうかね、明るいの。本人にそのこと言ったらさ、「いやぁ、もうすぐ28なんですよぉ」とか言われたけど。で、実はミリガだったりもするんだよね。ミリガって言えば初代のお披露目を見たことがあってさー。KMプロデュースって会社が立ち上がってすぐくらいじゃなかったかな。名義的にはスカパー!のどっかのチャンネルの公録的なヤツだったっけ。東京タワーのふもとのスタジオであってさ、司会がイジリー岡田で罰ゲームでハケ水車があったのは覚えてる。

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引換券もらったときの彼女の印象の良さがDVD5枚買っちゃおうかな、買わなきゃならんのかな、っていう風に思うキッカケだったってのはあるんだよね。だから、そういう意味でも彼女には感謝してるし、お店も感謝してほしいかなって思うね。

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んで、次が今永さなさん。メーカーの名前入ってないガウン着てたのはこのコだったんだけど、なんかこのコだけイベント慣れしてない感じでさ、挨拶とかもしどろもどろでさ。目の前の客と場の空気に圧倒されてるの、ただ一人。SNSとかもやってないみたいだし、謎な部分が多いんだよね。同じメーカーなのに配信限定では別名使ってたりとか。とにかくガタイがデカくて肌が白くてね。おっぱい大きくて毛細血管が浮き出てるっていうとこはポイント高かったね。あんまり営業とかイベントとかやるのは苦手っていうか、合わないタイプなのかもしんないね。

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で、問題が長瀬麻美さんですよ。一人だけ存在感が別次元っていうか、タレント感みたいのが凄くあって。肌はキレイな小麦色で、おっぱいもちょうどいい大きさで、ボディラインもちゃんと締まってるし、なんか別に脱がなくても水着で全然よくね?って感じがして。それでいて人当たりもいいんだよね。もっとお高く止まっててもおかしくないイメージなんだけどさ、ウチみたいな初見でもキチンと接してくれるっていうか、ちゃんとイベントの概要も把握してる感じなんだよね。こっちはぜんっぜん予備知識なくてさ、いつデビューしたのかとかも知らないからさ、多少失礼な部分もあると思うんだよ。そういう素振り一切見せないからね。そういうとこにプロっていうか、人気女優感みたいのが出ててさ。で、後から調べたら実は結構芸歴自体は長くて元グラドルっていう。年齢とか事務所から推測するに“お菓子系”の末期あたりかなー。アクアスいたのかよ!みたいな。アクアスといえば彩音ちかですよ。彩音ポーズでおなじみの彩音ちかですよ。撮影会で中学生なのに「ハーレムハーレムぅ☆」って嬉しそうにしててカメラマンがドン引きしてる彩音ちか元グラドルのマネージャーがにこやかに見守る、でおなじみのアクアスですよ。なんならそんとき撮ったハーレムがウチのFlickrのアイコンですよ、本人欠けてるけど。だから多分いろんな苦労してんだろーなーって。なんかもっと華やかな場所にいてほしいっていうかいれるんじゃね?っていうか、そういう戸惑いみたいのが残ったまんま時間になっちゃったんだけどね。

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その後の皆野あいさんも結構曲者感が強くてね。人なつっこいっていうか…なんだろね、電波出てる感っていうか“こっち側”感があるっていうか、コミケ篠宮ゆりとか星空もあとかと一緒にコスプレゾーンにいそうな感じ?っても分かんねーか。そんな感じなのよ。本人にそういう属性あるかは分かんないよ、聞いてないし。でもそういう話にずっとついてこれそうな、そういう雰囲気はあったね。ずっとキャッキャしててテンション高くて、でもただノーテンキなおバカ系ってとこまではいかないかな、みたいな。話してて楽しくなる感じのテンションの高さね。そういうとこは好感度高かった。このコも本来ならもっとフツーのフィールドっていうか、なんかバラエティとかの画面の隅でニコニコしてる感じとか似合いそうだもん。そういう場所とか全然出ていけると思う。そのへんの欲とか環境があるかどうかだけど。

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で、最後がまこりんですよ。ずーっと店内に声が響いてたまこりんですよ。もうさ、後ろの方で待ってたときは分からなかったんだけどさ、前の方になって分かったんだけど、まこりんの声が他のコより半オクターブ高いっていうか、たぶん声量は大差なかったと思うんだけど、周波数が高めなんだろうね。だからずーっとまこりんの声ばっか聞こえてたっていう。前の方に近づいて他のコの声が聞こえるようになって初めてそれが分かるっていうね。あと全体に漂う安定感ね。調べたら今永さんと同じ月のデビューなんだよね。だからこの中では一番後輩なのに堂々とした佇まいっていうのがね。それだけこのコはこの世界にフィットしてるっていうか、AV女優って仕事を楽しんでるのかなぁって。それはそれでちょっと怖さはあるけどね。ただ、流されるタイプのコでもないと思うから、その辺りは余計なお世話なんだけど。

…またちょっと1曲かけようか?ルナで、フリー・サンバディー。

そんでさ、この日にせよ2週間後のSODの秋葉原イベントにせよ、まこりんに会っとかないとなぁって思ってたのね。なんでかって言うと、前に書いたブログ思いの外褒めてもらえてさ。デビュー作の感想文コンテストみたいので、一応エントリーっていうか「書きましたよ」的なことをコメント欄に書いてさ。久々に長い文章書いたったいうかさ、結構いろいろ考えながら書いたのよ。単純な感想にならないようにとか、他の人とは違う視点で書こうとか、昔アイドルの同人誌に書いてたときの感じを思い出したりしながら。たぶん、それが自分の持ち味みたいなもんだと思ったからさ。相手の、まこりんのアンテナに引っかかるような文章を書こうっていう、戦略的なこともちょっと考えつつね。で、一応褒めてもらえたっていうか、特別賞的なものをいただいて。別に何かモノもらったわけじゃないけど。まぁそのお礼っていうかさ、一言ご挨拶くらいはした方がいいだろうと。あと、サインもらうときに“特別賞”みたいのを書いてもらおっかなと思ってさ。んで、自分が書いたっていう証拠をどうやって見せようかって考えて、iPhoneにブログの入力画面を出して「あの、これ僕が書いたっていう証拠です」って説明するっていうね。まぁ絵柄としては結構キモいっていうか、イタいことやってんだけどさ、まこりんは相変わらずニコニコしててさ。んでまぁ、サインのところに書いてもらってさ。

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そんな感じで、結局まこりんとは会話らしい会話もできず、一通りサイン貰って。まぁここまでがDVD1枚でも買った人の、今日来てる女優さんの最新DVDをどれか一つでも買った人なら全員が受けられる特典なわけですよ。そんで、ここで少し休憩が入ったんだっけかな、それからDVD3枚買った人の特典で撮影会というか、3階のフロアの別のところにスペースが用意してあってさ、そこにまた並ぶわけよ。で、そこで最終的に3人1組に分けられて、そこにいる女優さんを1分間撮って、それからツーショット撮ってってのを5人順番にやってくっていうのをやって。これね、結構濃厚っていうか、ちょっとした修行みたいなモンよ。それぞれの女優さんにメーカーの人かな?男性が一人ずつ付いてさ、で、準備ができたら「はいアリスOKで〜す」「ミリオンOKで〜す」みたいに大声で言ってさ、それが5社全部揃ったら撮影スタートってなって、1分経ったら止めさせるっていう。まぁそんな広くない…16畳…よりは広かったかな…24畳くらいかな、それくらいの場所に水着のAV女優5人とヲタ15人とAVメーカー社員が5人と店員が2〜3人いるっていう、たぶん上から俯瞰したらなかなかな感じであろう空間でさ。もっと混乱するんじゃないかとか思ってたけどさ、まぁちょっとツーショット撮るときにチェキの台数足りなくて融通するとかはあったけど、どっかが大きく足を引っ張ることもなくて、割とスムースに進んでね。これ、何気にスゴいと思うんだよ。俺らみたいなさ、結構アブナい系の野郎が、っていうかオヤジが50人弱いてさ、誰も女優さんに触ったりしないし。まぁツーショット撮るときに向こうから胸の谷間を二の腕に押しつけてきたりするんだけどさ。それが好きでツーショット撮ろうと思ったりするんだけどさ。まぁ男の悲しい性っちゃ性だよね、女優さんもそこが稼ぎどきみたいなところあるんだろうし。

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まぁそんな感じで終始わちゃわちゃしつつ、その割には混乱もなく、撮影会が終わってさ、で、女優さんはもっかい最初の場所に戻るんだけど、もう机とかは奥の方に押し込まれてて、だだっぴろい…って言ってもそんな広くもないけど、まぁ割とガラーンとした感じの場所になっててさ。そこで5枚以上買った大馬鹿者どもの特典として、女優さんを5人いっぺんに撮れて、ついでにハーレムショットが撮れるっていうのがあるんだけど、そこまで残った猛者が、っていうか大馬鹿者が、数えたら20人ちょっといて。んで、3枚購入者特典の撮影会は3人で1分だったけど、今回は1人で20秒ずつってなるの。で、ウチの整理券の番号が後の方だったからさ、前の人がどんな感じで撮るのかなーと思って見てたらさ、そんなにバリエーションないっていうか、最初に並んでる場所のまんまで撮ってる人ばっかりでさ、ポーズも女優さんが勝手につけるのをまんま撮っちゃっててさ、あれぇ変化ないなぁとか思ってさ。こりゃつまんねーなとか勝手に張り切っちゃって、自分の番になったときに「すいません、横一列に並んでいただけますか?」って声かけて並ぶ位置を変えてもらって。ホントは誰がどこでとかも考えてたんだけどさ、時間ないしさ、一応周りの空気というか若干のざわめきを感じたからさ、まぁ適当に横一列に…あぁそうだ、まこりんは右端でとはお願いしたんだっけか。こう肩に手ぇかけて…トレイン状態みたいな?アレをやってもらいたくてさ。そうすっとまこりんが一番小さいから端にいてくんないと困るんだよね。そんな感じでバタバタ撮って、ハーレム撮って。ホントはハーレムも誰が隣でとか言おうかと思ってたの。でももう言えるような雰囲気じゃないからさ、たぶん他の人と同じ並びで撮ってさ。

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で、ウチのあとにもう一人5枚買った人がいたのかな、そんでその後に6枚買った人が、もうとんでもない道楽な人が、これも5枚買った人と同じくらいいて。まぁ時間が長くなるだけで基本的には5枚買った人と同じ感じなんだけどさ、なんか一人だけ変な人がいて。それが、女優さんになんか持たせてんのよ。何かなーと思って覗き込んだらさ、レコードのジャケットみたいでさ。たぶん持ってきたんだろうね自宅から。てか、こだわるのそこ?って。まぁでもなんか微笑ましくってさ。周りで見てる人も笑いながら見守ってる感じでさ。
でまぁ、一通りイベントが終わって、女優さんから挨拶があって、お店の人から挨拶があって、そんで最後にメーカーの社員さんからも挨拶があって。まぁ荒れることもなく、思ったより和やかにイベントが終わってね。まぁ、良いイベントだったと思うよ。やっぱ5人もAV女優が集まる現場って久々だからさ、まぁ華やかだしね。うわぁこのコたち全員脱ぐんだ、セックスするんだカメラの前で、っていうのがね。なんて言うのかな…日本って平和だなって思ったよね。何だかんだ言ってもさ、こういうコたちが「私はAV女優です」って名乗れる社会って面白いし、平和だなって思ったね。まぁあとは、これくらいやんないとAVって売れねえんだろな、てのも改めて感じたね。もうさ、xvideoとかに違法にアップされてる動画も問題なんだけど、メーカーが公式にアップしてる予告編だけで満足する人が結構いるなんて話も聞くしね。そこは痛し痒しだよね。
そんでイベント終わって、なんか近くで飯喰おうかなとか思ったんだけどさ、あんまりいい感じの店がなくてさ。どうしようかと思ってたらさ、JRで長津田行けるじゃんって思い出して。そっから田園都市線乗り換えて大井町線乗り換えて大井町行って牛友…じゃなくて牛八久々行こうって思って。土日の昼間はさ、大井町線の急行が長津田まで来るんだよね。で、それは終わってたんだけど、ちょうど長津田でいい具合に急行に乗り換えられて、それが溝の口大井町線の急行に接続するからこりゃいーやって思って、それで行ってさ。久々に喰ったわ牛八。またちょっと値上げしてたのかな、だいたいいつも同じの頼むんだけどね、スタミナカレー辛口大盛りサラダ付き。

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まぁ牛八、っていうか牛友も青春の思い出じゃないけどさ、学生の頃にアイドルのイベント行くようになって、顔見知りもできてさ、そういう人たちがイベント終わってから中野サンプラザの地下のボウリング場で投げて、その後駅の反対側にあるビルの一番上の階にある牛友でカレーとか牛丼喰って〆る、っていうのが週末のパターンだった時代があってさ。伝言ダイヤルとかで状況確認してさ。あの頃は桜台とかにも店があったらしいんだよね。その集まってたメンツが社会人になってさ、ボウリングの後に飲むようになってから行かなくなってさ、で、気付いたら中野の店なくなってて、他の店もつぶれて、それをどういういきさつか知らないけど中国人が引き継いで大井町でやってるっていう。なんか行ったときさ、なんか中国人らしき人が来ててさ、なんも注文しないで店長と中国語で話して何も喰わずに帰ってったけどね。あれ何だったんだろ。牛丼太郎茗荷谷で頑張ってるよね。看板の「牛」の字んとこ赤いテープで隠してね。夜行くと看板に照明ないからやってんのかどうか一瞬分かんないんだけど。

あー腹減るね。もう1曲かけよっか。宇宙少女で、シークレット。

オチがよろしいようで。